毎度おなじみ、久々の更新~。
今回の記事にはちょっとした想いが込められてまして…。
というのも過去10回以上はあったであろう2007年12月3日付に制定された「キン肉マンの日(金曜の29日)」に付随するイベント。
近年はトークショーでおさまった感のある肉イベントですが、1回目にあたる2008年2月29日(金)の「キン肉マン映画祭」と、3回目にあたる2009年5月29日(金)の「キン肉マニア2009」は、あまりにも突出した企画力で、傍から見ても(一度も肉イベントに参加していない私から見ても…という意)他の時期のイベントが霞むぐらいのインパクトでした。
とくに「キン肉マニア2009」に関しては、唯一「有給取って、上京しても良かったかな~」と後悔せざるを得ない内容でした。肉マニア兼プヲタという属性の方々なら間違いなく私と同じ感情を抱かれるはず。
なんと言っても「本当のリングで実際に超人がプロレスをする」というコンセプトが秀逸。
ともするとクオリティによっては、“仮装した学芸会程度の茶番劇”というレッテルが貼られるリスクもあったと思いますが、その興行を通して拝見すると、実に入念な打ち合わせがなされていたイベントである事が伺えました。
現場に立ち会えていない私にそう断言させたソースは、当時サムライTVで放映されていた「キン肉マニア2009」の映像と、神奈川の肉マニア・ペンチマンさんから頂いた大会パンフレット。
このパンフレットの詳細は ➡ キン肉マニア in 我が家 (さらにサプライズ)
ということで今回以降の記事は、キン肉マンの日イベントの創成期に行われた「キン肉マニア2009」 を、昭和肉マニア&プヲタ(熱意があったのは1992~2002頃までですが…)の目線でお送りいたします。
実は今年9月にあたる「キン肉マンの日」付近の私のスケジュールなのですが、明確に長期休暇を頂く予定でして、行こうと思えば初のキン肉マンの日イベントに赴ける状況。(そんな事言ってて、イベント開催地が全く別の地方だったらアレですけどw)
勿論、私が魅力的に思えない肉イベントならスルーして、普通に週末は地元で飲んだくれてますが…。
その判断がブレないためにも、キン肉マニアを改めて振り返ってみたいな、と。
そのキン肉マニアですが、おそらく肉イベント史上、過去最高の労力をゆで先生やスタッフさんは掛けられてらっしゃったと思われます。その早くして完成形に到達した神興行に今後発表されるであろう肉イベントがどれだけ近づけるのか?或いは、そもそもキン肉マニアをも凌ぐ神イベントだというのか!?
…肉マニアの端くれとして、その辺は興味がございます。
ということで、いつも通り前置きが長くなってしまいましたが、冒頭で申し上げた“今回の記事にはちょっとした想いが込められてまして…。”の部分は、9月に開催されるであろう肉イベントに参加するにしてもしないにしても、その判断が私にとって適切なものにしたい!!!というもの。
本来、肉マニアたるもの、その状況ならどんな内容であっても上京し、そのイベントを楽しめる…はずなのでしょうが、私も当肉ブログを開設し、このブログとともに肉マニアとして過ごしてきた間に、名作「キン肉マン」が好きすぎて少々屈折した肉ゴコロとなってしまいました。正直、2世は勿論、新章(とか言うんですよね)も私の中では蛇〇でしかありません。あくまで個人的な意見ですのでスルーしてくださいね。(どうやら、ち~っとばかし人様より昭和キン肉マンへの愛着がありすぎたのが、多くの肉マニア様の感覚とズレてしまいました)
ということで、改めまして「キン肉マニア2009」を振り返ってみましょう、と。
今回の記事は6人タッグトーナメントの入場式のレポにとどめますね。
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イベントの序盤は、ゆで両先生(中井先生がいらっしゃる事が大きい)、串田アキラ氏、ケンコバ氏、バッファロー吾郎(当時)らの登場で、肉の主題歌大合唱やベストバウトの振り返り。
そこから場内が暗転し、煽りVTRが。
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静かなBGMの中、ミノワマン選手の実家で撮影した映像で幕を開けるVTR。
グレートマッスルなど、リアルな所持品なのでしょう。
この興行の成功が、このショットのセンスから伺い知れます。結果論ですけど。
そこに「新弟子時代はよく先輩からラーメンマンに似てるな、と言われていた」などと赤裸々に語る蝶野選手!
「キン肉マンを見て、この世界に入ってきた後輩は多いですよ。少しでもキン肉マンに近づけるように、プロレス精進していきたいですね」とムトちゃんが!
その他にも宇野薫選手、桜庭和志選手が名作「キン肉マン」に関するメッセージあり。
神興行のロゴマークも浮かび上がる・・・。
「発表 出場全超人!」のアナウンスが!!!
そして6人タッグトーナメントに登場する選手達の紹介に移行。
場内の歓声も、どえらいレベルに。
メインの「箕輪育久 vs キン肉マン」の表示にもどよめきが。
「ついに・・・やつらがやってくる!
あの人に・・・逢える!
キン肉マニア・・・2009!」
という極上の煽りVが終わり、リングの上にピンスポ。
そこに立っておられるのが肉の創造主・・・
「ただいまよりぃ~!
キン肉マン生誕30周年記念!
キン肉マニア2009 超人タッグトーナメントを開催いたします!!!」
と、嶋田先生による宣言。
場内の盛り上がりも、まさにプロレス会場のソレ。
その歓声をかき消すように場内に響き渡る
「てーーてけてーーー てーーてーてーてーてーーーーー てーーーーー(賢明な肉マニア様なら察してくださるメロディ)」とミートくんによる「〇〇の巻!」という松島ボイス。
実はこの時の場内の歓声にグッときました。
観客一人一人に染みついてるアニメのアレ(〇〇の巻の部分)が、「まさかこんな形で聞けるとは!?」と、ここで予想を上回る演出で感動されたリアル世代肉マニアは多かった事でしょう。
そして故はせさん治さんに似せようと奮闘する若林健治アナの声に、多くのオーディエンスは一瞬「この声、違うけど誰?」と葛藤はあったと思いますが、それを打ち破る期待感が凄すぎて、皆さん寛大にこの頑張ってる中野さん役の方を無駄に追及しないモードへ。
肉マニアのやさしさを見ました。
中野さんは続けます。
「まずは準決勝第1試合は、ロビンマスク、ウォーズマン、中西学の師弟トリオ」というアナウンスと同時に、スクリーンにこの画面。
場内、大爆笑。
「これ、どうやって成立させるんだよwww」というニュアンスによるものでしょうね^^;
「対するは、バッファローマン、モンゴルマン、大森隆男!!!」
(ここは先ほどの免疫がついたのか、笑いは特におこらず)
「そして準決勝第2試合は、ブロッケンJr,ウルフマン、男色ディーノには」
「今大会のダークホース、カナディアンマン、スペシャルマン、永田裕司が挑みます!」
また場内大爆笑。
「地球上で最も高く険しいトーナメントマウンテンを制する者こそが、真の6人タッグチャンピオン!そしてこのトロフィーを引き抜けるのは、真の友情を持ったタッグチームだけなんです!」
と大会ロゴマーク。
会場は拍手喝采。
そして場内に流れるのは、全日本プロレスの冬の風物詩“世界最強タッグリーグ戦のテーマ”として使用されている名曲「オリンピア」が!
ここで私もプヲタ魂再燃せり。
続々と超人達が入場。私は夢を見ているのか???
アニメカラー、原作カラーがごちゃ混ぜになってますが、このゆるさも名作「キン肉マン」というフィルターにかかれば、さして問題にはなりませんね。
それぞれの中の人は現役のプロレスラーでございます。敢えて私は記事内ではそこに触れません。
(調べれば出てきますので、興味のある方々は各自よろしくどーぞ)
因みにウォーズマン登場時のどよめきが一際目立ってた印象。「そんな通気性の悪そうなコスチューム、大変そう」と瞬時にプヲタが漏らした戸惑いだったのかも。
リングアナ
「それではここで、超人タッグトーナメント選手宣誓を行います!
宣誓は超人師弟コンビ・ロビンマスク!!!」
と、マイクに向かい宣誓ポーズの右腕を上げた瞬間に、場内にある超人のテーマ曲が!?
ロビンをはじめ、辺りを見回す超人レスラー達。
ゲェーーーー!!!自らのテーマ曲「阿修羅地獄」に乗って、気がつけばアシュラマンが単身乱入!!!
そして何故かリング上に残っているのがビッグボンバーズのみという布陣^^;
「弱体超人にはご遠慮願おうか ねぇ、カナディアンマンさんにスペシャルマンさん」と自らの乱入劇の名セリフをカバー。
その挑発に呼応する形でアシュラマンに襲い掛かるビッグボンバーズ。
しかし・・・。
セオリー通り、悪魔に倒されストンピングを乱打される安定感。
このままでは「夢のタッグトーナメント」の出場直前で負傷リタイアした二の舞に・・・。
そんな窮地を救ったのが、
生身のレスラーであるブルージャスティス・永田さん。
自然に沸き起こる永田コール。
この事態に収拾をつけるためにマイクを掴むブルージャスティス。
「お前ら悪魔超人は、どうしていつも乱入ばっかりしてくるんだ!
彼らはなぁ、今日この日のために血の滲むような死に物狂いのトレーニングをしてきたんだよ。
今日だけはお客さんの前で闘いたいという、彼らの夢を叶えさせてやってくれ」とブルージャスティス。
「ククククク・・・面白い。
じゃあ一回戦だけは戦わせてやる。
どうせすぐに負けるだろうけどな。
おっと・・・一つだけ予告しておく。
俺はこのトーナメントをメッチャクチャのグッチャグチャに引っ掻き回してやるからな。
覚えとけ!」とアシュラマン。
アシュラマンが花道をはけていく際に、リング上にはカナディアンマン、スペシャルマンに張り手を見舞う、生身のレスラー・ブルージャスティス。
「いいか、このトーナメント、絶対優勝するぞ!わかったな!!!」と檄を飛ばすブルージャスティス。
深く頷くビッグボンバーズという図式に場内のコアなプヲタはニヤニヤ。
「宣誓!我々、超人およびプロレスラー一同は、愛と友情と正義の名にかけて、正々堂々最後まで戦う抜くことを誓います。
選手代表、新日本プロレス・永田裕司」と、どさくさに紛れた流れ。
おそらくスグルvsキングトーンのクライマックス後(とんかつ屋の御主人乱入)に何食わぬ顔でチャンピオンベルトをしれっと我が物にしたキン肉真弓の影響を受けているとみた。
その様子を不気味に伺う他のチーム達。
果たして、この大会の覇者となる3名とは・・・???
次回は「準決勝第1試合 超人師弟コンビ&中西組vs2000万パワーズ&大森隆男組」のレポに着手いたします。
お楽しみに(笑)