「キン肉マンの日」イベントの最高峰と私が勝手に決めつけている『キン肉マニア2009』に関する連続更新。
今日の記事は、キン肉マニア2009レポート③ ~準決勝第2試合~の続きです。
辛くもモストデンジャラスコンビを撃破したビッグボンバーズ&永田裕司組。
その後、場内に流れた映像のレポをば。
「ここは赤コーナー正義超人側、キン肉マン選手の控室です」とレポーター。
すると場内大爆笑。
疲労困憊のビッグボンバーズとシリアスに試合開始を待つスグルのコントラストによって生まれるシュールな風景がそうさせたのか?
スペシャルマンもカナディアンマンも、モストデンジャラスコンビによる数々の必殺技を浴び、連戦するのが厳しいのは誰が見ても明白。
「夢のタッグトーナメント」編の様に、決勝戦が翌日にスライドするならまだ本来の動きが出来そうですが…。
「この日の戦いを誰よりも心待ちにしていたキン肉マン選手。そのマスクの内側からは、いったいどのような風景を見ているのでしょうか・・・決戦は間もなくです」とリポーター。
この6人タッグマッチトーナメント決勝戦の後に、興行のメインイベントとして、箕輪育久選手との対戦を控えているスグルさん。
なぜかおもむろに立ち上がります。
「おっ!ちょっと待ってください!ちょっと待ってください!
マスクに!!!自ら!!!手をかけたっ!!!」
ここでスクリーンが真っ暗に。
その中で聞こえるリポーターの絶叫。
「強烈な・・・光がっ!!!
こちらから何が起きてるか、見えませ~ん!!!」
だいたいオチが読める会場の皆様からまた沸き起こる笑い声。
するとまた映像が復活。
「あれ?ビッグボンバーズのダメージが・・・すっかり回復している様です。
・・・衝撃です。
・・・以上、赤コーナー側控室でした」
場内の笑いが収まりません(笑)
そしてその直後、またインパクト大の映像が流れます。
準決勝を終え、決勝戦までの休憩時間に、風呂場で疲れを取る作戦に出た超人師弟コンビ。
試合会場にあるとされる(?)、JCB大浴場であります。
BGMもアニメ「キン肉マン」で使用されてるのんびりしたコミカルチックな楽曲。センスが素晴らしいです。
機械超人のウォーズマンは浴槽に入らず、アルコールみたいなものをヘルメットに吹きかけて、タオルで磨いているという作業を延々と^^;
英国紳士は先の戦いのダメージを、どんな効能かは不明の浴槽で取る判断へ。
実に癒される映像でした。
ここで分かりやすい悪だくみ全開の表情でアシュラマンが大浴場に忍び込む。
「フフフ…試合前に呑気に風呂なんかに入っているからよ…フフフ
ロビンマスク、貴様には最もふさわしい死に方を用意してあるぜ~。
アトランティス…出てこいっ」とアシュラマン。
ここで戦闘シーンでヘビロテされるBGMに移行。
浴槽から姿を現した、先日超人総選挙で29位を獲得したピラくそさんこと、アトランティスが!!!
頬杖をつく英国紳士はまだ気づいていないようです。
観客席の盛り上がりも凄い事に。会場にいらっしゃった誰もが「あの結末」を脳裏に思い描いていた事でしょうね。
そしてそのまま背後から急襲するアトランティス。
博識超人も流石にこの事態は予測不可能だったことでしょう。
その頃、ファイティングコンピューターの背後から気づかれずに、お湯をぶっかける魔界のプリンス。
「ギヤ~」との断末魔。
ロボ超人はそのままショートして動きが止まってしまいます。
魔界のプリンスなのに姑息すぎて泣かせます。
一進一退の攻防を見せる両者でしたが、水棲超人としてやはり浴槽特別デスマッチ(?)でも有利に乱闘を進める29位。
濁ったお湯の中に2人が消えていく風景に、会場の全員が「あのシーンが見れるっ!」という興奮が抑えきれません。
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そして、私にとってもトラウマなあのシーンをまさか実写で再現される事に!?
場内大爆笑。
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この映像の後に決勝戦が行われるのですが、準決勝の勝者であった超人師弟コンビが・・・まさかの大浴場での悲劇。
決勝で待つビッグボンバーズの前に、無事に対峙することができるのか!?
開会式でアシュラマンが宣言した「この大会をグッチャグチャに引っ掻き回してやる」発言通りの展開に。
次回の記事は、いよいよ超人6人タッグマッチの決勝戦。
予想外の展開が散りばめられた、肉とプロレスの融合の完成形がそこにあった。
・・・震えて待てっ!!!
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という形で終わる今回の記事ですが、試合と試合の間のイベントのみの内容を紹介しました。
試合以外でもこれだけお客さんを楽しませるギミックの数々。
いかに作り込まれた企画であるか思い知らされます。
いかに興行に関わる多くのスタッフ&出演者が名作「キン肉マン」を愛されてたのかが伺えます。
この様な熱を感じるイベントの復活に期待したいものです。