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Channel: 肉まみれ ~いつも心にキン肉マン~
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BEST OF 「あらかじめ用意しておいた」後編

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前回記事『BEST OF 「あらかじめ用意しておいた」前編』の続きです。

いよいよ段取りする労力が凄まじくなってきます。5位から1位…特殊リング関係が上位を占めてくるのか???

では後半戦、いきます!グオゴゴゴ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BEST OF 「あらかじめ用意しておいた」 第5位

 

 

『魔方陣リング』

【状況】 王位争奪サバイバルマッチ決勝戦 キン肉マン vs サタンクロス 

【用意した人】 キン肉マンスーパーフェニックス(?)

当時小中学生だった読者を、混乱の渦に陥れた賛否渦巻く魔方陣リング。

この試合を読みなおした後、純粋にディフェンドスーツ無しでのスグルとサタンクロスの肉弾戦が見たくなった…というKIDSも少なくなかったのでは?

まさに邪道プロレスの極致。大仁田厚旗揚げのFMWへの誹謗中傷をも彷彿とさせてくれます。純粋な技術や、プロレスラーとしての体格の無いものが、それをグレーゾーンにするために様々なギミックでお茶を濁している…的な。

しかしスグルとサタンクロスはそれぞれしっかりとしたレスリング技術の下地があるだけに、本当に惜しいなぁ、と。

ただ、ゆで先生からは“これから始まる知性チームとの決勝戦”への力の入れようは感じられた…そういう意味では特別な一戦であることは間違いありません。

たしかに試合形式が複雑すぎて…詳しいルール等は改めて読みなおして頂きたいものですが、とにかく高度なシステムが詰め込まれているリングでした。

両者ディフェンドスーツの用意、そして敵味方の分を識別するスペースの管理、両陣営分の巨大コントローラー(アシュラマンの冠型の穴までw)…など、この試合前に遂行する段取りの大変さは容易に想像出来ます。

そういった労力を評価して、堂々の5位ランクイン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BEST OF 「あらかじめ用意しておいた」 第4位

 

『ジェットローラーシーソー』

【状況】 王位争奪サバイバルマッチ1回戦 テリーマン vs キング・ザ・100t

【用意した人】 ミスターVTR(?)

正直、誰がセッティングしたのか…明確な描写は無いのですが、100tさんはこの試合形式を熟知されてる様で、何度も経験済みなのは間違いありません。

そもそもこれだけの重量のある設備は、飛翔チームですと100tさんしか設置出来るパワーの持ち主はいないと思うんです。 

しかし…問題はいつ熊本城に持ち込んだのか??? 

これは真剣に考えましたが、ミスターVTR説も浮上してきましたよね。

彼のズームイン&アウト能力で、ジェットローラーシーソーをパスポートサイズ(笑)ぐらいまで縮小して携帯でしたいたかもです。 

そして入城の際、窓の外を指さして「あっ!」と周りの係員達の目線を誘導させアクション・ストップ能力を発動。

そのままパスポートサイズだったジェットローラーシーソーをリング下に潜らせて、原寸大に拡大しておいた…と。

ミキサー大帝がスグルをKOすると確信し「こ…これで…心おきなく死ねる」と名言を残した彼。

今書いてて気づきましたが、これってかなりの友情パワーだと思いませんか?

仮に金で雇われたり、マリポーサの力ずくで集めた兵隊の様な立場だったら、死ぬ前にあれだけのサポートは出来ないはず。

きっとVTRにとっては、ミキサー大帝もキング・ザ・100tもかけがえの無い仲間だったのかな~、と思うわけです。

きっとテリー相手に躍動する100tさんの勇姿も、超人墓場で鬼の目を盗んでテレビ中継を視聴されていたんでしょうね。

VTRさん、あんたも男だぜぇ(五分さん風)

とは言え、100tにしか有利に働かないこんなリングになった時点で何かしらのペナルティを課せないものでしょうかね、審判団。彼らの無能さというか空気感というかも微笑ましいから良いんですけど…^^; 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BEST OF 「あらかじめ用意しておいた」 第3位

 

『立方体リング』

【状況】 王位争奪サバイバルマッチ準決勝 残虐チーム vs 知性チーム

【用意した人】 知性チーム

これも見事なあらかじめっぷりでした。

ブロッケンが仮に6メンタッグマッチを要求してこなければ、これだけの大掛かりなギミックもただの粗大ゴミのまま日の目を見る事も無く…(笑)

それ以前に、仮にザ・ニンジャ&アシュラマンが、知性チーム2人を撃破してしまっていたら…。ブロッケンは例の提案はしなかったでしょうし^^; 

ただフェニックスとしてはチームメイトの実力に絶大な信頼を寄せていたんでしょうし、ブロッケンが6メンタッグマッチを提案してくる事まで想定していたんでしょうね。

しかし、さすがのフェニックスも、鯱が白鷺を咥える事までは頭に無かったでしょうから、まさかの城が浮遊して移動している時間は「おいおい、この大移動の影響で、これから使おうとしている立方体リングに不具合とか無いだろうな。なんか接触系がイカれちゃうとか。マンモスやプリズマンとも連携の練習とかしてきたし…頼むぜ~」 と肝を冷やしていたことでしょう。

まぁ何にしても、相当お金をかけての準備だったのは間違いないですし、王位争奪編を語る上では非常に印象深い試合形式です。超人レスリングファンの皆さんに対してのエンターテイメントの心は高く評価したいものです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BEST OF 「あらかじめ用意しておいた」 第2位

『強盗の人』

【状況】 ブロッケン自宅付近の住宅街

【用意した人】 キン肉マンソルジャー(?)

これは禁断のランクインです。

勿論、作中にソルジャーが彼を雇って芝居を打っていた…なんて描写は一切ありません。

ただソルジャーの身に、この騒動が関わらなかった場合、ブロッケン達はどうしていたんでしょうか?

そのまま「せっかくなんで」というノリで、ウインナーが食せる酒場で4人仲良く少々ぎこちないながらも慰労会とかしていたんでしょうかね。「ニンジャ、わざわざ日本から大変だったな(byブロッケン)」とか。んで解散。

もしそうなっていたら、ソルジャーは一人で名古屋城に向かっていたのかな?それとも過去の戦いの中で繋がって来たまだ見ぬ強豪を連れて来たのか???

スキーマンとかドクロファイヤーとかキーマンとか地層マン(新潟県の方が考案)とかだったら嬉しいなぁ。

…と「たら」「れば」な話をしても仕方ありませんが、結果的に未だ多くの肉マニアさんからの支持を受け、当時も爆発的な人気を誇り、物語りにアクセントを与えた“キン肉マン・ソルジャーチーム”を結成した実績は計りしれません。(ソルジャーチームが試合をしていた当時、私は小学1年から2年。ジャンプも該当コミックスも見てませんでしたが、とにかく上級生の「ソルジャーかっこいい」「ソルジャーチームかっこいい」の声はよく耳に入ってきました。デカ消しでソルジャーが売れ残っていたのを見る事の無いまま、当時の肉ブームは終焉を迎えてました。それほどの衝撃を小学生に与えてましたね、残虐チームは)

それだけに、ソルジャーとの強盗の出逢いは、上手く出来過ぎています。

最後の“ナパームストレッチ”もジャンプ格闘漫画の王道パターンである「ちゃんと急所は外してある」で命に別条は無しでしょうし(もしくはフェイスフラッシュで回復)、近くで強盗事件が発生しているのに淡々とペンキを塗ってるオヤジも怪しすぎます。

「ここで俺が牧師になりすます段取りでいきます」とソルジャーは話を持ちかけている可能性も高いですし。

異論もあって当然ですが、私としてはこの舌出し強盗は、ソルジャーが雇った「あらかじめアイテム」ではないかと睨んでます。逆に考えれば、それだけドイツに集結した4人に魅力を感じていたから、とも言えますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さあ、お待たせしました。

待望の第1位の発表です。

全国、いや世界中の「あらかじめ用意しておいた」フリークの皆様にお届けする、まさにこれを作った労力…泣かせます。

それでは参ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BEST OF 「あらかじめ用意しておいた」 第1位

 

 

 

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『飛車角の迷宮』

【状況】 王位争奪サバイバルマッチ決勝戦 キン肉マン vs サタンクロス戦直後

【用意した人】 残虐・強力・技巧・飛翔の神 

 

 

規模(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしたか?

禁断の企画・BEST OF 「あらかじめ用意しておいた」。

 

実際に試合を優位に進めたり、危険を回避するなどして、超人レスリング内でも有効に活用されている「あらかじめ用意してあった」。

きっとゆで先生から我々読者への、「これからの変化の激しい時代は、先を読んで行動していけば、生き残れない」というメッセージなのでは?と思えて仕方ありません。

漫画を通して本当に沢山の事を教えて下さいますね。

超人だけでなく、私達も先を読む力を養い、これからの時代をより効率的に動き、幸せを掴んでいきたいものですね。

そんなヒントの詰まった名作「キン肉マン」。

 

最後にベスト10を振り返りながら、皆様とお別れとなります。

 

第10位『トゲトゲプラカード』

第9位『予備のマスクとタイツ』

第8位『爆薬入りの人形』

第7位『しっかりしたコスプレ』

第6位『サンダードーム・デスマッチ』

第5位『魔方陣リング』

第4位『ジェットローラーシーソー』

第3位『立方体リング』

第2位『強盗の人』

第1位『飛車角の迷宮』

10のランクインのうち、4つが知性チームが用意って…改めて彼らを嫌いになりました(笑) 

 

 

作中であなたが見つけた、素敵な「あらかじめ用意してあった」なシーンがあれば、ご享受下さい(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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